ワキガの人は汗をかかなくても臭いって本当?

wakiga-ase

ワキガでお悩みの方なら、暑かったり、緊張したり、汗をかくようなシチュエーションがあると、「臭わないかな・・・」「臭ったらどうしよう・・・」と心配で心配でたまらないですよね。

ワキガ持ちさんたちは、「汗」が素になって「ワキガの臭い」が発生していることを、言われなくても理解していると思います。

では、「汗をかいていないのにワキガの臭いがする」という経験はありますか?何を隠そう、わたしは「汗なしでもワキガ臭がする」という嬉しくない特技を持っています。この特技、汗をかきにくい冬場に本領発揮するんですよね。。。もう、真性ワキガは夏も冬も大変なんです。

ということで、結論から先に言っちゃいますが、「ワキガの人は汗をかかなくても臭いって本当?」の答えは「本当!」です。

そんな「汗なしワキガ(勝手に命名w)」も、独自に研究を重ねた結果、劇的に緩和することができるようになりました。わたしが経験した「汗なしワキガ」の原因、症状、改善方法をまとめてみましたので、ご覧あれ!







汗をかいていないのにワキガ臭がする理由

「アポクリン腺」、「エクリン腺」、「皮脂腺」って知ってる?

人間の体表面には、「アポクリン腺」、「エクリン腺」、「皮脂腺」という三種類の腺組織があり、それぞれが分布している場所や汗の質、発する臭いに大きな違いがあります。





まず、「アポクリン腺」。全身の特定の場所にしか存在しない汗腺です。わきの下、おへそ回り、耳の中(外耳道)、乳輪、性器、肛門の周りに分布しています。

出口を毛穴と共有していて、一つの大きさが最大でイクラの粒ほどにもなります。数については遺伝や人種により個人差があります。

イクラ粒って・・・。かなり大きいですよね。人によっては、わきの下を触るとぼこぼことした感触があるようです。わたしはそこまで大きくないのか、触っただけではアポクリン腺の存在を感じることはできません。

アポクリン腺から排出される汗には、タンパク質、脂質、糖質、アンモニア、鉄分などを含んでおり、粘度が高く強い臭いを発します。栄養豊富な汗をかくため、皮膚の常在菌が活発に繁殖し、ワキガ臭の素となっています。





続いて、「エクリン腺」。全身くまなく分布している小さな汗腺です。1平方センチメートルに100個以上も存在すると言われています。日本人であれば、平均で350万個、多い人では500万個あり、その一部が活動しています。

運動したときや、辛いものを食べたときなど、大量の汗を排出しているのは、このエクリン腺ですね。エクリン腺から排出される汗は、99%が水分なのでサラッとしていて、この汗だけではほとんど臭いがしません。ただし、アポクリン汗と混ざり合うと、ワキガ臭が強くなり、蒸発するときに周囲に臭いをまき散らしてしまいます。





最後に、「皮脂腺」。皮脂腺は油脂成分を分泌するための腺です。手のひら、足の裏を除いたほぼ全身に分布していて、毛穴の内部にあり出口を毛穴と共有しています。頭部に最も多く分布し、額やわきの下、へそ周りなど場所によって数が異なります。

皮脂腺からは、「油脂成分」が分泌されます。お顔のTゾーンや頭皮がベトベトするのは、この油脂成分のせいですね。お肌をコーティングし、潤いを保つ役割があるので必要な成分ですが、これがアポクリン汗と混ざり合うと、ワキガ臭が悪化します。




エクリン腺が休んでいてもアポクリン腺と皮脂腺が頑張っている

アポクリン腺は、エクリン腺のように大量に汗を出さず、じっとりとした蒸れたような汗をかくので、汗をかいていないと勘違いするのですが、実はアポクリン汗が出ています。

つまり、一番の悪党はアポクリン腺です!そこから排出されるアポクリン汗です!「ワキガ臭」の犯人は、アポクリン汗が主犯で、エクリン汗と油脂成分が共犯者なのです!

気温が低くなると、脇汗が気にならなくなるのは、エクリン腺がお休み中だからです。にも関わらず、アポクリン腺は春夏秋冬、関係なくお仕事中。いいって、無理して働かなくても。って感じですが、アポクリン腺のお役目は「臭いを出すこと」なので、年中無休で大放出なのです。まったくもって迷惑です。

あ、さくっと書きましたけど、アポクリン腺は、あのくっさい臭いを出すことが役目なんですよ。人類が獣に近かったとき、いわゆる、原人だったとき、身体中に体毛があったので毛穴に同居しているアポクリン腺も身体中にあったんです。そこから、自分を識別するためのフェロモンのような臭いを出すことで、厳しい自然界を生き抜いてきたわけです。

しかし、進化の流れで人の体毛が少なくなるのと比例して、アポクリン腺も退化していきました。現在は人間の大切な部分に濃い体毛が残り、退化漏れしたアポクリン腺がひっそりと活動しているのです。生き抜くためという大義をもったアポクリン腺は、毎日休まず頑張らねばならないんですね。。悪党呼ばわりしてごめんなさい。



汗をかいていないのにワキガ臭いってどんなとき?

真性ワキガのわたしでも、冬場に毎日ワキガ臭がするわけではありません。「なんか今日はにおうな~」と感じる日がたまにあり、そこにはある条件が存在していることに気が付きました。

  1. 化学繊維かウールの衣類を着ている
    化学繊維やウール(羊毛)はニオイを吸着しやすい性質を持っています。そのため、冬場に化学繊維100%やウール100%の衣類を着用している場合、少量のアポクリン汗を吸収し、ニオイを発散させるのです。
  2. 数日間、肉料理中心の生活が続いている、もしくは、前日にアルコールを摂取した
    肉中心の食生活やアルコールは、消化の過程でアポクリン腺の活動を活発にする脂肪酸を排出します。結果、肉やアルコールを継続して取り続けると、アポクリン腺が強化されニオイが強くなります。
  3. 運動不足が続いている
    疲労がたまると、ニオイが強くなる傾向がありますが、これは、運動不足によりニオイ成分を適切に排出できていないからです。



わたしの場合、これらの条件に当てはまるほど、ワキガ臭を強く感じます。

ということは、これらの条件を一つでも外すことができれば、ワキガ臭が改善できる?と考え実践してみたところ、ビンゴでした!



汗をかいていないのにワキガ臭い症状を改善する方法

以下が、わたしが実践している「汗なしワキガ対策」です。1番・2番は毎日、3番は週に3回、4番・5番は週に2回という頻度で実践しています。

  1. イソプロピルメチルフェノール配合のデオドラント製品を利用する
    「イソプロピルメチルフェノール」とは、殺菌作用のある成分です。皮膚の雑菌の繁殖を抑えることができるので、アポクリン汗がでてもニオイを抑えることができます。
  2. 綿製品を着用する
    化学繊維やウールの分量が多い衣類は、ニオイ成分を吸着して発散させてしまいます。比べて、綿の衣類は通気性がよくニオイを吸着させにくいので、脇に接する衣類は綿製品を選びます。
  3. 休肝日と休肉日を作る
    同じ日でも同じ日でなくてもいいので、休肝日と休肉日を作ります。お酒とお肉を摂取することで、消化時に体臭を悪化させる成分が排出されるので、週に3回程度、お酒とお肉を摂らない日を作っています。
  4. 酢風呂に入る
    お風呂にお酢を入れて入浴することで、酢に含まれるクエン酸の殺菌作用により、皮膚表面を弱酸性に保って雑菌の繁殖を抑えることができます。さらに、クエン酸がアポクリン汗腺に吸収されると、アンモニアと乳酸の生成が抑えられ、ニオイを減少させることができます。また、酢には発汗を促す作用があるため、血行がよくなり、汗腺機能の回復を助けてくれる効果もあります。醸造酢か黒酢を利用しますが、醸造酢であれば180mlほど、黒酢であれば50mlほどをお風呂に投入!あとはじっくり半身浴をして、出る前にシャワーで洗い流せばOKです。
  5. 適度な運動で汗腺を鍛える
    汗をかかない日が続くと、汗腺の機能が衰え、必要なミネラルを血液に戻すことができず、汗と一緒に排出されます。ミネラルなど老廃物が混ざった汗は、ベトベトして強いニオイを発します。週2回程度、ジョギングやウォーキングなど適度な運動を取り入れて汗をかくことで、汗腺を鍛え正常な働きを取り戻すことができます。




以上、「汗なしワキガ改善の5点セット」です。

全部を毎日実施することは大変な作業ですが、週に何回と決めて実施すると苦になりませんでした。「クサイ」と言われるくらいなら、少しくらいの苦労は買ってでもやります!って気持ちで取り組みましたw

効果はテキメン!特に1番と2番はニオイ消しには必須でした。



イソプロピルメチルフェノール配合のおすすめデオドラント製品

実際にわたしが使っている製品で、口コミやお客様満足度で評価の高い商品をご紹介します!

★ラポマイン


wakiga-syohin-syosai
wakiga-teruko-review


★デオプラスラボ


wakiga-syohin-syosai
wakiga-teruko-review


この二つの製品は、無添加・無着色・無香料・医薬部外品で、敏感肌の方でも子どもでも安心して使える製品です。また、継続して使い続けるとニオイが軽減されていくという優れもの!シーズンになるとキャンペーンも実施していますので、商品ページをご確認くださいね。



ワキガ対策で最も重要なこと

さて、ここまで、ワキガの臭いの原因やワキガ臭が発生する条件、ワキガの臭いを抑える改善策をご紹介してきましたが、ワキガ対策のプロとして最後に付け加えます。

ワキガ対策で最も重要なことは、デオドラント商品を使うことではありません。手っ取り早いので楽ですが、デオドラント商品を使うことは、対策の一つであって、すべてではないのです。

デオドラント商品を使っていても、衣類繊維への気配りをしていなかったり、運動せず肉やアルコールを毎日摂取するような生活では、ニオイを完全に抑えることはできないのです。
運動、酢風呂、食生活改善は、自分にとっていい結果しかもたらしませんよね。ほんの少しの我慢や努力で、ニオイが消え、健康な身体が手に入るなら、やってみようと思いませんか?





最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました!次の記事でお会いしましょう♪

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ